マオド・ド・ブーア=ブキッキオ 国連 児童の性的搾取に関する特別報告者 会見 2015.10.26
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Original upload date: Wed, 28 Oct 2015 00:00:00 GMT
Archive date: Tue, 21 Dec 2021 19:08:46 GMT
※訂正:会見中、通訳に誤りがありますので訂正いたします。
07:26~07:34「例えば例としては援助交際があります。これは女子学生の3割は現在”援交”をやっているというふうにも言われているわけで・・・」の「3割」は「13%」の誤りです。訂正いたします。
Maud de Boer-Buquicchio, Special Rapporteur on the sale of children, chi
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ld prostitution and child pornography, United Nations
国連の「子どもの売買、児童売春、児童ポルノ」に関する特別報告者を務めるマオド・ド・ブーア=ブキッキオ氏が、日本での初の調査を終えて会見し、記者の質問に答えた。
司会 土生修一 日本記者クラブ事務局長
通訳 池田薫(サイマル・インターナショナル)
http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2015/10/r00031934/
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記者による会見リポート(日本記者クラブ会報2015年11月号に掲載)
児童の性的搾取撲滅へ 課題は山積
8日間にわたって東京、大阪、沖縄・那覇など日本各地で児童の性的搾取の状況について調査を行った。
冒頭、「法の規制対象ではないが、児童の性的搾取につながりかねない深刻な状況がある」と指摘。散歩と称して男性客とデートする「女子高生(JK)お散歩」や、児童に露出度の高い衣服を着せて撮影する「着エロ」を例に挙げ「こうした行為がビジネスとして成立している」と懸念した。
昨年の児童買春・児童ポルノ禁止法の改正で児童ポルノを個人的に所持、保管する「単純所持」が禁止されたことや、インターネットを通じて出回る画像や動画への対策については評価。ただ、被害者の支援については改善の余地があるとし、ケアにあたる施設の充実や、社会復帰のための中長期的な支援を行う体制の構築などを訴えた。
日本は児童の性的搾取をめぐる問題では常に、他の先進国から遅れをとっていると言われてきた。法改正により一歩前進かと思っていたが、会見では「児童の権利を侵害するような行為を日本の社会が容認している」と繰り返された。日本には、まだまだ課題が山積していると再認識した。
読売新聞生活部
野倉 早奈恵
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